海外から取り寄せた新品クランクケースが届きました。
いつ見ても本物と見分けがつかない作りです。
中身のほうはというと、そこは海外製品なので疑ってかからないといけません。
それとこのまま使うのもアレなので少し手を入れます。
全てのネジ孔にタップ立てしてオイルラインの確認、各面の合わせなど諸々と念入りにチェック。と軽〜く半日以上かかりました。うん。しょうがないです。
気を取り直して、新品ですがカムブッシュを交換します。
元々内径が広めなのと、純正カムカバーのカムブッシュとの孔位置を合わせるのが目的です。
孔位置は、まんまカムカバーの治具を使用し、ボーリングで仕上げます。
それと平行してケース側はブッシュではなくベアリングに変更します。
以前同じメーカーのクランクケースでカム孔の位置がズレていた経験があったので。
クランクケース側の加工が終わったのでカムカバーへ。事前に製作しておいたブッシュを圧入。
ブッシュ内径は加工したクランクケース側に合わせて加工します。
カムブッシュ内径はボーリング。ピニオンブッシュ内径はエンドミルで突いてリーマー仕上げ。
これだけ突き出してると加工条件はキビシイです。(汗)
焼き嵌めホルダーで締め上げちゃってもいいけど、それ専用になっちゃうからねー。
えー、カムベアリング仕様です。
整備性もそうですが、ちょっと思う事があって敢えてのベアリングです。
そう。日々色々と考えてます。