クランクシャフトのエンドプレイは半月の切り欠きがあるワッシャーの厚みで調整します。
エンドプレイ調整と平行してクランクシャフトの位置決めもワッシャーの厚みで調整するので、コレは手間がかかります。
何度か厚みの違うワッシャーで仮組みしてエンドプレイを計測したとこ、1番厚いワッシャーでも0.7mmもある事がわかりました。この時何を思ったのか深読みし過ぎてドツボにハマる事に。
0.7mmという数字にピンとくる頃には、時計はぐるりと1周してました。汗
それでもココから。
ゴリゴリ削り倒し。
調整用の仮ワッシャーを製作。
コレでダメならどうしましょ?
結果は、どんぴしゃり。
どういう事かと言うと、クランクシャフトの組み立て芯出し時にフライホイール間が狭くなった分が此処に出てるんですね。暇な人は前回の#3を見て下さい。
そしてクランクシャフトの位置決めは、自分の指先に注目。
クランクシャフトを組み立てる前にコンロッドにケガキ線を入れてありますから、クランクケースの合わせ面にケガキ線がくればど真ん中となります。
それじゃもう組めるのかって?
いやいや、これから本組み用で新たにワッシャーを6枚製作、外注先にて焼入れ処理、その後0.05mm飛びでワッシャーを研磨していきますからまだまだかかるよ。