パンヘッドエンジンオーバーホール。腰上加工作業。
今盛り積ったカーボンを除去して徹底洗浄。
見つかりましたクラックはお決まりのココ。
とヘッドボルト鋳込み。
どちらもレーザー肉盛りで楽します。
バルブガイド下孔を4箇所修正してnewガイドに打ち替え。
オーナーさんのリクエストに応えるべく。
シートリングを入れ替えてバルブ突き出し量をマニュアル規定値内に収めました。
バルブスプリングの点検と調整。
スプリング圧はアウター、インナーを組み合わせた状態で4箇所揃えておきます。
パンヘッドはまだまだ終われません。そう、ロッカー周りです。
これがまた大概ダメでして、今回も交換履歴がありそうなリアヘッドの排気側しか再使用出来ませんでした。
クリアランスは0.15mm〜0.2mm。これでは油膜保持は無理に等しい。
のでシャフトも片減りします。
今回はアッセンブリーで交換。フロント吸排気、リア吸気の計3箇所。
ダメだ。ダメだ。と言われているリプレイス品のロッカーボックスですが、自分は要点さえ抑えれば問題なく使用できると思っています。
そこで重要なのが、ロッカーボックス座面の歪みとヘッド下面とロッカーボックス座面の平行度です。
ロッカーボックス単体で1度仮組みしボアゲージで確認が必要なんですけどね。
曲者のパンカバー。
微妙に孔位置が合っていなかったり。バルブスプリングに干渉するのもあったり。もうネジ締める度にドキドキです。
今回は元々付いていたフェルトが厚くてイヤな感じでしたので交換。
液ガス塗ってなんか無いかなあーと、ゴソゴソしてたら見つかりました。
こりゃいいや。