月曜は台風で休み。と言ってましたが、ピーカンの空見てスタコラ出勤しました。
台風の影響は特にコレといって有りませんでしたのでめでたしめでたし。
前回の続き。カムカバーブッシュ周りは完了。
元々ケースに打ち込まれていたオイルポンプシャフトブッシュ。支給されたシャフトがそのまま入らないので、内径をリーマー合わせしてクリアランス調整。あまりガタが多いとよろしくない箇所ですからクリアランスは0.02〜0.03mmを目安にしています。 マニュアルには確か載ってなかったと…。
カムカバー内に収まるサーキットブレーカーギア、アイドラーギア、ともにNEWシャフトに合わせてブッシュ入れ替え。
圧入後内径をリーマー加工。真円+クリアランス調整します。シャフトに対しギアが垂直になるのが理想ですからここも機械にて垂直に加工します。ブッシュ内径が斜めになるとギア歯が片当たりしますからね。
本来加工屋の仕事は↑迄ですが〜。カム周りの件も有るし一応仮組み。
ふぅ。無事に収まりました。
収まって当たり前だろ。と思ってる人いるだろうなぁ。ハーレーに限らず海外製リプロパーツは追加工が普通です。ポンの方が逆に珍しいくらい。
で、ここから面白い話。カムカバーをただ嵌めただけだとカムシャフトはウンともスンとも動きません。
カバーのボルトを締めてからだとスルスルとストレス無く周ります。要は、カムカバーを取り付けて組んだ状態で加工しないと全く駄目という事。う〜ん。やっぱココの加工は難易度高いです。
そうそう、カムシャフトブッシュのラインの件。
こんな感じ↓ね。結果やっぱりケース側の孔とカムカバーの下孔の位置が合ってない。が正解。
そうなるとリプロケース側の元孔位置がわるいんじゃないかと思いますよね? 自分もそう思います。ただ、リプロケースは前期用でカムカバーは純正中期ですからどちらがどうとはハッキリ言えません。詰めていけば判るかと。
取り敢えず今回はこんな感じで。
お時間頂きありがとうございました。