HD PAN 宮城

 

何時も頭を抱えてしまうクラック修理。
現状はクラックがオイルラインと繋がりフィンの隙間からオイルが漏れるといった症状です。
先ずはスリーブを製作してオイルラインに圧入。

 

 

P8210249

 

 

場所が場所ですので外側はYAG溶接で施工。(上から2番目のフィンと3番目のフィンの間。)
熱変形、歪みなど殆ど出ませんし TIGよりも溶け込みが深いのが特徴です。
主に金型部品の補修や肉盛りで使われる事が多いですね。

 

 

P8300273

 

 

溶接後はレッドチェック。ヘッドを200度まで温め膨張させ 溶接部からの漏れ確認をします。

 

 

P8300276

 

 

下から2番目と3番目フィンの間。
無事に完成です。

クラック修理依頼について注意事項。
クラック修理にはエンジン破損等のリスクを伴います。
破損した場合の補償はできません。
また通常エンジン加工修理の片手間で作業しますので納期は未定です。催促も受付ません。
成功してもしなくても作業工賃は発生します。
以上この条件以外では作業受付しません。

 

 

P8300278