週末の特殊作業。
少し前に加工完了したクランクケースが出戻って来ました。
過去ブログにも載っていますが、リプレイスケースのカム孔とカムカバー側のブッシュ孔の位置がズレているというもの。
前回はケース側カム孔基準にカムカバーブッシュ内径をラインボーリング仕上げしましたが、組み付け時にカムギアとピニオンギアのバックラッシュが多くなり過ぎるとの事で再加工していきます。
今回はケース側を加工するので先ずは治具作りから。
治具は惜しげも無く純正カムカバーを加工使用。ブッシュ下孔をμ単位でセンター拾いボーリング。
マニアに怒られるでぇ〜。(笑)
カムカバー元孔を基準にケースカム孔を加工。
純正カムカバーに対しリプレイスケースカム孔の位置は随分とズレていました。
コレは前回の加工で予想出来ていたので間違い探しの正解が見つかった感じ。
完成。
一旦機械からバラして再度機械にセット。
もう一度センター拾って面取り加工。
たかだか面取りで超が付くくらい手間なんですけど、コレ、ブッシュを圧入する時に重要なんです。
一緒に滋賀の67も同時進行。
夜中のアーリー。
ピニオンブッシュはウチに来た時から付いてません。
カムブッシュはかーなりどデカくなっちゃてますね。
で、カムブッシュを抜き取ると下孔が縦傷だらけでガリガリだった為、これ以上拡大したくなかったんですがボーリング修正。そしてカム、ピニオン共に面取り加工。タダでさえブッシュ入れづらい形状なのに面取りもなきゃ、そりゃかじるわ。
常温でブッシュ抜き差ししてもかじる為結構神経使う作業。
上からリプレイスケース、アンマッチ54、夜中のアーリーの順。
一品一品魂込めて製作。するとよく光る。
圧入まで完成。
ささ、今日はジッとしてると寒くて堪らんので退散。
明日からまた頑張ります。