ディーゼルエンジンネタで盛り上がるかはわかりませんが?
連休前に持ち込まれたビッグホーンのエンジンオーバーホール作業。
抱きついた3番シリンダーのライナーを入れ替えました。
メッキシリンダーライナーの為、治具作って抜き挿しで作業は完了ですが、測定確認の作業がいくつかあります。
ブロック上面、各シリンダーライナーの突き出し量を計測。
突き出し量は0.02mm。
隣接するシリンダーライナーとの突き出し量の差が0.03mmとなっていますのでクリア。
ライナー圧入後にボア内径の測定箇所が数箇所あるのでマニュアル指示通り計測。
嵌め代は内径が歪まないよう無しに等しいです。
ブロック上面の歪量も規定値に納まっていますので此方もクリア。
距離は30万キロ?だっけな?
全てのバルブがこんな虫食い状態で穴空いてましたので。
リフェースしました。
バルブシートは45度面がすり減っていて全く機能していなかったのでシートカット。
当たり幅はマニュアル指定値2.0mm。
ホットプラグは4か所とも割れていたため新品に交換。交換後若干ヘッドより飛び出しますので研磨して合わせます。
3番以外のピストンは再使用しリングのみ交換します。
リングのバリ取りと合口の確認作業。
エンジンのオーバーホールって分解組み立てなんかより洗浄と測定作業が主なのでびっくりするくらい地味なんですよ。