前回がカワサキZ2だったのでその繋がりでもう1ネタ。

カムチェーンガイド受け部の削れ修理です。これもよく頼まれる修理です。

ブロック側の受け部分なのですが画像のように削れて変形してしまっているものが多いです。

ここまで形が崩れていると見て見ぬふりはできません。というかまともに組立が出来ないので修理するか、ブロックを交換するかの2択となります。

少し前まではTIG溶接で肉盛りしてから機械加工で溝掘りをしていましたが、コレがまぁまぁ大変でして。汗

機械加工された溝ならどこかしら基準になる箇所があったり、又は基準を作って座標を追っかけられるようにして加工するのですが、鋳造されたままなので溝位置や形に個体差があり、一台一台毎度狙いにいくというね、それはもう大変なのです。

今はレーザー一択となりましたのでご覧下さい。

コンマ何ミリの肉盛りが可能なので最小も最小。なんなら削れてしまった箇所をピンポイントで狙えるのであと加工はほぼヤスリで十分です。熱はほぼ掛からないレベルなので作業中にスリーブが抜けかけたりすることもありません。

面研も要らないので砥石で擦って完成です。他の加工と抱き合わせがいいですかね。今後もよろしくお願いします。

県外からの内燃機加工も受付可能です。業者様は業販価格となりますのでお問い合わせ下さい。