連投L20改ラスト。
バルタイ(バルブタイミング)を振るのに基準となるのが正確なピストントップ出し。計測の仕方、考え方は色々とあるので此処では省略。ピストントップが正確に毎回同じ位置に来ればどんなやり方だろうがいいと思います。
ヘッドを載せる前に単体でバルブリフト量を計測します。1番のみロッカーアームを組んで計算したリフト量と実際のリフト量を比べます。カムシャフトはノーマルをベースに加工した通称加工ハイカム。今回は74度。その為バルブスプリングは9000rpm対応の強化スプリングに交換。カムリフト量は8.3mmなのでロッカーアーム比と合わせるとバルブリフト量は計算上12.08mmです。加工カムの場合ベース円が小さくなるのでロッカーアームの角度が変わります。調整の仕方はロッカーガイドシムの厚みで対応します。
ヘッド単体でバルブがピストンにヒットしないことを確認出来たら本組。ヘッドを載せ先にバルブクリアランスを調整します。IN、EX0.2mmで調整したらお待ちかねのバルタイ調整。これもやり方は人それぞれ。今回は1.0mmリフト法で計測します。カムプロフィールがよく分からないカムシャフトを使う場合などは中心角を調べるのですが、加工カムの中心角は105度と分かっているのでそれに合わせていくだけですから何ら難しくありません。
そう。ピストントップを指す位置を動かさなければね。アレだけ触るなよ。って言ったべ?
正直に言いますと。ええ。自分やらかしました。(汗) はい。やり直しです。
んでアレコレしてこんな感じに。
IN105度 EX106度。スライドカムスプロケはバチっと来ますね。
完成〜。
オイルポンプは強化品。ポイントからフルトラに。他細かい部品は現車から降ろしたエンジンのモノを後から取り付けます。タペットカバーは結晶塗装。 ヘッド、フロントカバーはウェットブラスト仕上げ。ブロックはセラコート日産ブルー 。そしてオーナーさんのリクエスト拘り日産ボルト風でビシキマです。タペットカバーがブラックだと締まりますね。
近々ヨンメリに載せるのでまた動画が撮れたらアップします。
月末からもう1基作り始めますので興味のある方はご連絡下さい。
うん。ポカ含めて楽しめました!