こちらはパンヘッド。同じく新潟のショップ様からの依頼です。同じ日に、同じような作業依頼だったため、どっちのショップがパンでショベルか?なんて困惑していました。こんな偶然もあるんですね。
作業進行状況の報告です。
シートリングがまた変わった形して入れ替えられていますが、そこではなく。
ここです。ガイド穴周辺にできたクラック修理。
溶接トーチギリギリですがなんとかやれそうです。
もう一ヶ所はすでにもげています。バルブタッチなんかでピストンとバルブが接触すると、ここの部分に損傷を受ける事が多いです。その際、バルブが曲がった衝撃でバルブガイドがガイド穴に食い込みガイド穴を傷めるためガイドを抜く時はいつもより慎重にいく必要があります。
若干食い込みぎみのバルブガイドでしたが、無事に抜きとれたため溶接盛りの準備に入ります。
皮一枚でひっついてる箇所は取り除きました。
今回は、バルブガイドの製作失敗作をジグに盛っていこうと思います。
ジグ用ガイドを入っていたガイドより0.02mm細くし、圧入して溶接ガイドにしていきます。
これなら盛りやすいし、溶接の熱もリン青銅のガイドからヘッドに逃げるのでガイド穴の歪みも最小で押さえる事ができるかと。
やってみないとわかりませんが、鋳物のアルミはそう簡単にはいきませんね。年式が年式なんで油も大量に吸っているでしょう。
お時間はかかりますが、がんばります。