前回のブログの影響で?新規の業者様からの相談や、個人のお客様から加工依頼の見積もり等各方面から頂きました。ありがたい事です。
ではみなさんが気になっている前回の続きをいってみましょう。
ガイド穴のボーリング後、残りのバルブガイドを抜き取りガイド穴に合わせてバルブガイドを製作していきます。
バルブガイドの内径と外径が同芯になるよう加工手順も色々と考えながらやっています。
左が抜き取ったガイドで右が製作したガイドです。
C6301という硬度のあるアルミ青銅から削り出しています。
ガイドの頭はステムシール仕様に変更。
ステムシールはTOYOTA5K用を使うようにします。4個で1600円の国産純正品なら買いですよね。
ガイド製作が終わったらヘッドを温めて焼き嵌め。
まだ熱いうちにレッドチェック。
ここから一日常温で冷やしておきます。
問題なのはここです。
一日寝かして置いたヘッドに現象材を吹きかけリークチェック。
ん?よさげ?
いいんじゃない?
完璧です。
ポートに突き出た部分はリューターで削りとってポート内を修正程度に整えてあります。
巣が出てしまい見た目はイマイチですが、ここはもうイジりたくありません。
今回は二回で止まりましたが赤く滲むようならもう1度初めからやり直しです。
クラック修理はこの作業の繰り返しです。時間がかかれば工賃も変わっていきます。やってみないとほんとにわかりません。
クラック修理もOKですので通常の修理加工に戻ります。