Z1000R 沖縄 #3

 

前回ガイド製作からの続き。
ガイド製作後ヘッドを温めて焼き嵌め。まだ熱々の状態のうちにレッドチェック。1日置いて現象剤を吹き付ける。これが普段の流れ。
結構な手間と時間かけてますその位大事なところ。自分の仕事を確認する意味で。

 

 

シートカットへ進みますが、カット前の突き出し量は38.0mm。
バルブエンドはシム調整できるよう当然研磨されていてこれ以上は限界とうちでは判断。
そうなるとバルブ交換、シートリング打ち替え。が通常必至。
誤解がないように書かないと内燃機屋の仕業にされてしまう世の中です。

 

 

バルブフェースは研磨して、シートカット後の突き出しもシム調整できるギリギリ狙い研磨。
本当はダメですからね。本当は。

 

 

ブッ欠けていたEXスタッドボルト。此処はアルゴン盛りで作っていきますよ。
ネジ穴の中にボルトの破片が残っていることからネジ穴は一度弄られていますので、大きく削り取ってひたすら盛り。

 

 

溶接技術も必要ですが、それより成形のセンス。
自分には持ち合わせていませんのでコレが精一杯です。ペコリ。

 

 

残すは修正面研だけというのに肝心のスタッドボルトが抜けません。
なにやってもビクともしないので最終的にへし折りました。こんなとこにロックタイ塗るなんて狂ってるぜ。
機械にセットして角度出し〜のピッチ測り〜ので削り取る。もうね。時間かけすぎ。というかかかりすぎてどうにかなっちゃいそうですよ。

 

 

やっとこさ修正面研。
面研量は0.11mm。
以外と歪んでないでしょ?ばんばん熱かけて溶接しましたから。

 

 

今年1番ヘビーなヘッド修理無事に完成。あ、カムホルのネジ修理10箇所もやりましたよ。

発送済み。ありがとうございました。

 

“Z1000R 沖縄 #3” への 2 件のフィードバック

  1. Head turners より:

    此方こそありがとうございました。
    また何かありましたらよろしくお願いします。

  2. 沖縄Z より:

    お手数をおかけしました。いい仕事ありがとうございます。

コメントは受け付けていません。