先週日曜日の話ですが河口湖に行った方なら見かけた方もいるかと思います。
そのRSがやってきました。オイル潤滑不足で焼き付いたようですが状況はかなり深刻です。
アウターシムはカムに叩かれて粉々に砕かれています。
バルブは全て曲がっていて8本中7本は何とか取り外せました。
一本だけ残っている。加工前の難所です。
バルブガイドにクラック。
通常の抜き方だと多分砕けてしまうので考え中。
そしてヘッド側にも被害が。
割れています。そのままだとオイルを吹き出すためここも要修理です。
幸いリフターホールの上の部分なので何とか溶接も可能ですが溶接歪みに気をつけないとスクラップいきです。
難所の部分。
バルブリフター焼きついてビクともすません。
砕けたシムがリフターに噛み込んでいると非常にマズイです。
そしてこうする。
内燃機作業に教科書もヘッタクレもありません。
どうせ再利用できないしね。
ヘッドを温めて膨張させバルブリフターとリフターホールに少しでも隙間が出来るようにしたらスライディングハンマーで抜き取ります。
あとは部品がきたら作業に入ります。