連日の猛暑で工場がチンチンです。
そんな中、業者様からプラグ穴の修理の依頼です。
大概、自分でやろうとして下穴がグズグズの状態で持ち込まれるケースが多いですが、今回は優秀でした。

いきなり完成画像です。

ヘリサートの下穴用のタップを立てました。
プラグ穴に対して垂直に加工していますので、ネジ山の偏りもありません。

ヘリサートをこれまた垂直に入れ加工のほうは終了です。
簡単に見えますが、ちゃんと、角度出ししてから加工しないと穴が曲がってそこから漏れます。

プラグに規定トルクをかけて漏れチェックします。
当社では、ボルト穴やガイド入れ替え時は必ず漏れチェックしてからお渡ししています。
大丈夫だとおもいますが、今回もチェックします。

通称レッドチェックです。
この後、半日ほど寝かして、現像液で確認します。
漏れていれば、赤く滲んできます。
プラグ穴にヘリサートはダメだという意見もありますが、ご指定なければ当社では、ヘリサートにて精密に加工致します。
金額も2000円～です。
漏れチェックもOKでしたので、引き取りをお願いしました。
ありがとうございました。

そして、こんなスケッチを描いて。

F6用のダミーヘッドの材料がきました。
アルミの無垢の塊です。
これだけで諭吉が飛んでいきます。

そして、夜な夜なマシニングで加工します。
続く。