HDショベル 岐阜

 

今月はハーレーが集中してきます。まぁ偶々なんだろうけど、何だろ?タイミングですかね。
部品発注もコレまた大量でして、分解洗浄計測とここ2、3日ずっと地味な仕事してまして、バリバリ加工したいとこなんですけどこればかりは仕方ないか。

 

取り敢えず2基。

 

 

燃焼室、ポート内とカーボン除去後にガイド入れ替えてシートカット。
もう定番すぎておもんないですかね。

 

 

バルブの突き出し量を計測したりー。

 

 

スプリング圧の点検と。

 

 

結構平気でヘタってるから気をつけないと。

 

 

シリンダーボーリング作業も完了。

ありがとうございました。

 

HDショベル #1

 

まとめて3基片付けました。その中でも苦労した1基。
クランクシャフト分解後コンロッドスモールエンドブッシュ入れ替えの前段取り。

 

 

普段は作りますが今回は支給品のブッシュを使用します。
そのままポンでは嵌め代が多すぎる為、旋盤で外径加工して嵌め代の調整しました。

 

 

ビッグエンドはオーバーサイズベアリングに合わせてラッピングしてクリアランス調整。

 

 

先ほどのブッシュは圧入してビッグエンドを基準に内径をボーリング。
と、簡単に書いてますけどねー治具らないと平行度はでませんので結構神経使うんです。

 

 

コンロッドスラスト調整の仮組。

 

 

フライホイールワッシャーの厚みでスラスト量を調整します。
マニュアルだと許容範囲が広いのですが、自分は0.2mmから0.3mmに入るようにしています。

 

 

此処から何度も組み直す羽目になるとはねー。
この瞬間は未だ思ってもいませんね。

 

 

やっぱりシャフトに曲がりが出ているモノってやり辛いです。
予算の問題もあると思うけど。こっちはいつもより倍かかっとるんじゃい!

 

 

元振れ分は引いてますからね〜。
この辺がいい塩梅でした。

 

HDショベル1200

 

クランクシャフトの修理。
スプロケシャフトナットが緩んでしまったクランクシャフトを分解組立。
スプロケシャフトはJIMS製の新品に交換。心配していたフライホイール側のテーパー孔ですが、変形なく単体で振れ幅計測 0.01mmとバッチリ。

 

 

コンロッド周りの計測。
クランクピン、コンロッドビッグエンドレース内径、ベアリング共に良好でクリアランスは0.03mm。

 

 

 

 

 

 

思ったより素直で左右0.01mmでフィニッシュ。

 

F6A

 

やっとこ暖かくなって過ごし易いかと思ったら今日ですよ。
でもまぁ、明日からはまた過ごし易くなるみたいだからヨシとして頑張ります。

 

年々増えてる軽自動車の加工修理依頼。
リビルドとオーバーホールでは雲泥の差ですからね〜。
で、画像はバルブシートカット中。左がカット前で右がカット後。

 

 

擦り合わせするとこんな感じ。
当たり幅は1.0mm。今日M氏にも言ったけど、カッターには45度に15分、30分と付いてますのでベタ当たりしません。
ウチはね。

 

 

バルブはカーボン落としてリフェース。

 

 

支給されたピストンは限界サイズ1つ手前。
ブロックはF6です。後は察して下さい。

 

 

ピストンに付いてますカラーコードは製造された時期で色分けされているようです。

 

ゼファー1100 香川

 

ゼファーのボーリング作業です。
支給されたコスワース製ピストン。

 

 

 

 

 

 

ガイド入れ替え バルブシートカット ヘッド下面修正研磨。 定番のヘッドオーバーホール。

 

 

KZ1000も一緒に。

 

 

ありがとうございました。

 

GS400 宮﨑

 

一カ月掛かりで工場内工事も本日無事に作業完了。週明け月曜に片付け作業と機械移動して取り敢えず元通りになります。
大忙しの一ヶ月で。かーなりクタクタなんですが、やりきった感はハンパないです。溜まっている加工作業も追って頑張ります。

 

定番のGS400ですが今回はチューニングメニュー。
ビッグバルブ仕込む為にシートカットで規定寸法まで追い込みました。
ハイカム用ですとバルブ長も短くなりますからこの位深く潜る形になります。

 

 

ヨシムラ製と同寸海外製バルブ。

 

 

ピストンはお決まりのワイセコ製。
注意しておきたいのはヨシムラカムと同等リフト量のカムを組む場合、このままポンではリセスヒットする可能性があります。正確に測っていませんので目方ですが、ヨシムラ製450ピストンはもう少しリセスが深かった様な印象があります。

 

 

仮組して要確認が必要です。

 

GS400

 

定番のガイド入れ替え作業。

 

 

シートカットの当たり幅は0.8mm。
慣らしする前からベタ当たりってのもね。勿体無い感じがしますので。

 

 

定番とまではいきませんがクランク芯出し作業もたまに頼まれます。
銅ハンマーでゴツンと。叩き過ぎはピン孔を傷めるだけですので極力2〜3発で済ませるようにしてます。

 

 

年内目標のダイセットもそろそろ進めないとマズイですね。

 

DUCATI #2

 

ドカティ続き。
お次はヘッド。外観のデザインは最高にイケてるんですけどね〜、加工となるとこの凝った形状が邪魔しますね。
作業はバルブ周りのリフレッシュ。バルブとガイドのガタは良好の為シートカットのみ。

 

 

治具らないと機械にセットすらできまテン。

 

 

バルブはステムの減り、曲がりも出ていない為フェース研磨して再使用。

 

 

ステムエンドも虫喰いがあったので研磨しておきました。

 

 

ドカティといえばベベルギアとデスモですかね。
カムシャフトでバルブを強制的に開閉してるのでバルブスプリングは無いんですよ。