今日も雨ですね。工場がサビるから勘弁してもらいたい!
加工ネタも溜まっているのでバシバシアップしていきます。
山梨県の個人のお客様からショベルのシリンダースリーブ入れ替えの依頼です。
シリンダーが届いたので確認して見ました。
うーん。なんかおかしい。
抱きついてて縦キズが無数に入っているのはわかります。しかし、クロスハッチがしっかりと残っていてまるでボーリングしたてなんです。これってオイル回ってなかったんじゃないの?下手したらクランク?なんて気になったもんだからオーナー様に事情を聞いたところ、どうやらボーリングして数100キロも走ってないようです。
エンジンはショベルが得意と謳ってるショップさんが組んだようですがどうなんでしょうかね?
1340の場合4回までボーリングできたかと思いますが、STDサイズに戻すためスリーブを入れていきます。
スリーブ材は国産品のモノを使用します。
加工の流れはシリンダーを一度ボーリングしスリーブを圧入そしてまたボーリングという感じです。
圧入するとこんな感じ。
適正な締め代を付けて圧入していますので普通に走っている分にはよく言われているスリーブがズレるという事はありません。
オイル穴とキリ欠きもバッチリです。
この二つの位置関係が微妙で、ちと手間ですが安モノのリプロシリンダーに負けないようしっかりと作りこみます。
あとはピストンが来たら再度ボーリングですね。
あ、その前にトルクプレート付けておかなきゃ。
続きます。