SV650 マフラースタッドボルト

日曜って朝の通勤が快適ですね~。加工作業の方はと言うと、日曜なんでノンビリとやらせてもらっています。
自分の所で加工したエンジンを組み上げて見せに来てくれるお客様もいるので、神経がピリピリするような加工は平日に回しています。

さて、SV650の続きです。
ヘッド側に残っているスタッドボルトは削り取ってしまい、ヘリサートで処理しました。

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もう一か所は電ドリで揉んだおかげで穴が若干曲がったため、ボルト穴を垂直に立て直すためヘリサートより一回り大きいサイズのエンザートでばっちり垂直に修正しました。
ボルトのサイズは変わらずM8です。

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エンジンを降ろすならタペット調整もお願いしたいとの事だったので、適正なクリアランスをとれるようにシムも替えていきます。
そうそう、もちろんフロント側はヘッドを剥ぐっているのでガスケット類は総替えです。これはもう言わなくてもわかりますよね。

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一気に飛びましてバルブタイミングの確認。
フロント側はピストンが上死点の時にカムの矢印がヘッド上面と平行になるようにセットします。リア側はそこからクランクを一周させてカムをセットします。この時リア側のピストンは上死点ではなく、90°下がった位置にいます。
ややこしいですな(笑)

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クランクを手で回して変な引っかかりがないか確認したら完成!
サービスマニュアルが英語だと大変です(汗)

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