これだけ暑いと夏も近いですね。
前回の追加加工でボーリング依頼を頂きました。
リプロの新品シリンダーを010オーバーでボーリングしていきます。
トルクプレートを装着しボーリングの準備。
リプロのシリンダーも純正同様トルクプレートボーリングで仕上げてありますので1日寝かして計測すると限りなく芯円に近づきます。
が、テーパーになっていたり、クリアランスがキツキツだったりと個体差も多いのがハーレーの特徴。
コレは加工前のシリンダー内。
そしてこれが010オーバーでボーリングしたシリンダー内。
うちのボーリングはシリンダー内を磨き上げて仕上げます。
ホーニングで芯円が崩れるギリギリのところまでクロスハッチをつけ、仕上げ用の砥石でシリンダー表面の面粗を上げます。
ホーニング仕上げが粗いと初期磨耗も激しいため慣らしが終わった頃にピストンクリアランスが広くなる傾向があります。
特にリプロシリンダーは減りが早いので対策も兼ねて。
鉄シリンダーはこの時期サビやすいので油塗って発送です。
ボチボチ工場の棚を増やさないとエンジンが保管できない状態になってきています。やらないとマズイですが作業を止めるとさらにマズイという訳わからん状態。2日あればいいんですよ。ただその2日がなぁ〜。